蔵に眠る「木桶」

4月 

 

 戦前に作られたという「木桶」

今も蔵に残っていました。

 

今は、ホーロータンクでお酒を仕込んでいますが、

先代より前、

先々代…。

 

この「木桶」でお酒造りをしておりました。

 

木を組み合わせ、周りのぐるりと、

竹で編まれた留具。

 

 

これを外すと

 

 

パカッと、こんな感じ

 

  

主人のお母さんに聞くと、

毎年、年に1度、

この周りの竹で編まれた留は、

職人さんにより、

数日かけて、新しいものに変えられていたそうです。

 

 

 

蔵人が桶洗いに使っていたのは、

「ささら」といわれる

細かく割った竹を束ねた用具

(これも残ってあります)

 

  

昨日・一昨日と2日がかりで、

倉庫を整理したわけですが、

5つ6つ程、木桶を解体しました

 

 

周りの木と、底部分は

色々な物に使えますので保存

底板。

これを、テーブルにリメイクされている

蔵元さんもありますよね

 

 

当蔵では、

 

一番小さい木桶

 

柿渋を塗り直し、こんな感じに

蓋をして、お酒のディスプレイに使ったり

 

 

 試飲室

 

壁の下の部分に貼り付けてあるのが、

「木桶」の周りの木(#^^#)

これも思い入れのある物。

残していきたい

 

 

こうして、先代から残されてきたもの

蔵の至る所に、それを感じます。

 

 


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です