呑百笑の会
日本酒造りに欠かせない原料である酒米。
当蔵で造る清酒は、地元滋賀県産にこだわり、全量地元契約栽培米での清酒造りを行っています。
呑百笑の会(どんひゃくしょうのかい)とは、契約栽培者のグループ名。
「大治郎」を生み出すきっかけともなったグループです。
契約農家も5軒を超え、共に信頼を持ち、畑酒造の清酒作りに欠かせない繋がりとなっています。
名前の通り、皆、よく呑み、よくしゃべり、笑いが絶えません。
そんな笑顔こそが、信条でもある「人の顔が見える酒造り」の礎です。
2010年より自社田での酒米も作り始めました。
すべては、最高の清酒を皆様にお届けするために。作り手も呑み手も、皆が笑顔になれますように。
環境こだわり農産物
滋賀県の認証制度で、化学合成肥料や化学肥料の使用を50%以下に削減し濁水の流失防止など、琵琶湖を始めとする環境への負荷を削減する技術で酒米を栽培しています。
19歳の酒
自社田を持つ繋がりで、19歳の若者たちを巻き込んだ取り組みとして、「19歳の酒」を造っています。
自分たちが育てた酒米で、丁寧に造られた酒です。
20歳になった時に、皆で乾杯をする。
こんなご時世だからこそ、酒の未来、若者たちの未来のために続ける、何事にも代えがたい大切な取り組みです。
袋吊り 雫酒
袋の中に、モロミを入れ、吊り下げ、自重でお酒を搾る。
時間もかかり、手間はかかりますが、醪の粒子を潰さないため細かく、繊細で、まろやかな清酒ができます。
全国的にも数が少ない、当社でも希少な雫酒です。
1 夏
酒米の田植え・酒米作り
畑酒造の清酒造りは夏の前から始まります。
土作りをし、5月下旬に田植えを行います。
水やり、肥料の調整・雑草の管理を行いながら10月の収穫まで見守ります。
2 秋
酒米の稲刈り
5月に植えた酒米の収穫を行います。
畑酒造で使用する酒米は「吟吹雪」「山田錦」「滋賀渡船六号」「玉栄」。
呑百笑の会によるこだわりの酒米です。
3 冬
酒造り
蔵の朝は早く、朝陽が昇る頃、酒米が蒸し上がります。
麹室で種麹を散布し、50時間かけて麹を作る。生酛仕込みの酛擦り作業。
畑酒造では自然の力を活用した昔ながらの醸造方法を採用しています。
10月から3月までの5ヶ月間、休むことなく作業を続けます。
4 春
酒造り・瓶詰め
清酒の仕込みと平行して、新種を仕上げて行きます。
瓶洗い・瓶詰めを行い、全ての清酒を瓶詰めし、冷蔵庫で貯蔵します。
最後にエチケットを貼り、
皆様の元へ届けられていきます。
畑酒造の清酒は、決して生産量は多くありません。
少人数による、昔ながらの手法で、
少量を一瓶一瓶丁寧に造っています。
間違いのない、うまい酒を皆様にお届けできるように、
畑酒造の清酒はこうして造られていきます。